- 自分の結婚式への参加はゲストにとって負担ではないか…
- 出席を打診するタイミングはいつ頃がよい?
- ゲストと関係を壊さない方法で招待したい!
ゲストを呼ぶ結婚式において、避けては通れない招待の仕方。招待の仕方で失礼なことがあった場合、今後のお付き合いに支障をきたすことも。
この記事では、出席を打診する5つのコツを解説します。記事の内容を参考にすれば、ゲストにとって気持ちの良い招待の仕方がわかります。
最大のコツ
ゲストに参加と不参加の選択を残すことを意識して招待しましょう。距離、状況、金銭的な問題などで参加できない場合もあるからです。
事前調査、伝える手段、相手の立場に立つ、タイミング、招待する順序を考えた上で出席を打診するとゲストも安心してお返事がしやすいです。
出席を打診するコツ5つ
出席を打診する時のコツは以下の5つ。
- 事前調査
- 伝える手段
- 相手の立場に立つ
- 伝えるタイミング
- 招待する順序
以上を意識することで、ゲストは安心感をもって参加・不参加を決められます。
事前調査
出席を打診する前に確認したい事項は以下の3つ。
- 大まかな費用
- 現在の生活状況
- 時間の負担
ゲストは私たちのためにどのくらいの費用、時間がかかるか事前に調べておきましょう。
また、ゲストの生活状況の把握も打診するか判断する際に重要です。「小さいお子さんがいる」「遠方に住んでいる」など理由はさまざま。事前確認を行うことで、打診する際にゲストの不安をいち早く解決する方法を提案できます。
遠距離恋愛の末の結婚だったこともあり、両親も遠方。ゲストを呼ぶとなると、遠方会場になる方がたくさんいました。招待者を決める段階でしっかり考えたので、迷うことも少なくて済みました。
招待者の決め方について詳細を知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
≫結婚式で招待する親族や友人、職場関係の方を決める方法4ステップと注意点【後悔しない決め方】
伝える手段
招待を打診する上で、伝える手段は以下の通り。
- 対面で話す
- 電話で話す
- LINEやメールで話す
招待する相手によって伝える手段を考えるのがおすすめです。
対面で話す
親族や職場関係の方を招待する際にとくにベストな方法です。
ゼクシィの調査によると、48%の方が対面での招待を「気持ちのいい招待のされ方」と回答。20~60代の幅広い世代で支持されています。
電話で話す
ゼクシィの調査で23%の方が電話での招待が「気持ちのいい招待のされ方」と回答しています。遠方に親族や友人がいて対面が難しい場合にとくに有効な方法です。
750キロ以上離れた場所に実家がある彼。仕事も忙しく帰省が難しいので、結婚報告から結婚式招待まで電話で行いました。とくに大きな問題もなく進めていくことができました。
対面は難しい。でも顔をみながら招待したい…
今の時代ならZoomやFaceTime、LINEなどのビデオ通話を使って顔を見ながら招待することが可能です。資料や写真を見せながら相手の反応を見れるという利点も。より対面に近い形で出席の打診ができます。
LINEやメールで話す
メールやLINEは軽い印象をもたれがち。できる限り対面や電話での打診がおすすめです。
とはいえ、LINEやメールは相手とって返信までの時間的余裕が生まれる方法です。文字として残るので、何度も確認できるのも魅力の1つ。
どうしても事情でメールやLINEでの招待になりそう…
どうしてもメールじゃないと難しい場合は、一人一人個別に送りましょう。個別に送ることで、相手にも思いが伝わりやすいです。
文例の詳細を知りたい方はコチラの記事をご覧下さい。
遠方に住んでいて休みも中々合わない友人からでした。私の場合、普段中々休みがとりにくい職種だったので文章を再度確認しつつ職場へ相談しました。自身の経験からも、即決が難しく交渉が必要なゲストには検討できる方法だと感じました。
相手の立場に立つ
相手の立場に立って伝え方を考えましょう。不十分の場合は相手を不快にさせてしまい、参加の可否に影響を受ける場合も。
- 招待した理由を伝える
- 相手の気持ちを汲み取る
- 無理強いをしない気遣いの一言
以上を意識して伝えるのがおすすめです。
招待した理由を伝える
招待した理由をしっかり伝えるのがおすすめです。招待されたゲストは以下のように感じることも…。
- 学生時代に親しくなかったのになぜ…?
- しばらく連絡をとってなかったのになぜ…?
- 数合わせで招待された?
招待したいと思った理由は何かしらあるはず。ゲストに対して自分の想いを言葉にしましょう。
私の場合、しばらく連絡をとっていなかった方から招待された経験があります。最初は疑問に思いました。「大学受験期に苦楽をともにした仲間だからこそ気持ちを共有したい。参加してくれたら嬉しい。」と言われ納得しました。
相手の気持ちを汲み取る
相手の気持ちを汲み取った状態で伝えましょう。ゲストは招待されると以下のような不安や疑問が浮かぶことも。
- 他にはどんなゲストがくるの?
- コロナ対策はどうなっている?
- 遠方の場合はどうしたらいい?
事前調査でしっかり調べることで、ゲストが何を不安に思うか把握。不安を1つ1つ解決することで、ゲストを大事に想う新郎新婦の気持ちが伝わりやすいです。
ゲストの結婚式へ参加に対して安心感にもつながります。
無理強いをしない気遣いの一言
新郎新婦側からすると、招待したいゲストには参列してほしい気持ちが強いはず。しかしその想いが強いが故にゲストを困らせることも…。
ゼクシィの調査によると、コロナ渦の現在参列をためらう方は約4割。とくに30〜40代でためらう方が多いのが特徴です。社会的にもプライベート的にも責任や影響が出てくる世代であることが原因ではないかと言われています。
社会人にも慣れ、新しい業務も任された頃に招待されたことがあります。昔からの友人でお祝いしたい気持ちはありました。しかしとても多忙だったのですごく悩みました。しかし、友人のある一言で救われました。
「大変な時はお互い様だし、無理のない範囲で検討してもらえると嬉しいです。」
どうしても難しい時は欠席の選択をしてもよいという安心感がありました。
伝えるタイミング
おすすめの打診するタイミングは以下の通りです。
- 結婚報告と同時に
- 式場の日程が決まった時に
- 招待者を決めた時に
結婚報告と同時に
結婚報告と同時の招待は、「結婚したこと、結婚式があるので招待したいこと」の両方が一度で報告できます。ゲストからの質問にも対応できるよう結婚までの流れを把握して答えられるようにしておく。よりスムーズに進められます。
招待状を発送する予定の方は返事をもらい次第、住所を聞いておくとより円滑に準備が進められるのでおすすめです。
式場の日程が決定した時に
式場の日程が決まると、招待人数や式の流れも明確になってきます。とくにスピーチや受付などの役割をお願いする場合は早めに連絡しておきたいところ。
早めの連絡は相手もスケジュールを調整しやすいです。
招待者を決めた時に
招待者を決めた後の連絡の場合、招待者をもらすことなく伝えられます。
事前調査の実施で、相手も安心して参加の可否を考えることができるでしょう。
結婚報告の後に再度招待するのはNG?
定期的に連絡を取り合っていた友人からは結婚した際に連絡がありました。相談にものっていたため、すぐに報告したかったとのこと。しかし、家庭の事情で招待者は確定しておらず後日に。事情もありましたし、相手がなぜこの方法を選んだのかわかったので、私は不快に思うこともありませんでした。
招待する順序
招待する順序は今後の人間関係にも影響することも。以下の順序がおすすめです。
- 親族
- 職場関係
- 友人
親族
親族は今後もお付き合いのある可能性が高いです。時には両家両親にも協力してもらいながら招待しましょう。
私たちは遠方挙式だったので、両親と兄弟姉妹だけでの少人数結婚式を選択。とくに新郎は親族が多かったので両親が連絡をしてくださいました。
職場関係
職場も今後お付き合いのある方が多いです。できる限り迷惑をかけない形で、早めの報告を心がけましょう。
適切なタイミングは職場の状況によって大きく異なります。同僚に結婚した方がいる場合は経験談を聞いておくと参考になります。
退職の申し出をするなら1年前がベストだった私。管理職も多忙なので、お時間をいただいた際に結婚報告と同時に全部伝えました。県外での結婚式だったので、出席となると大変です。上司にも早く安心してもらいたかったので、気になりそうなことは全てお話しました。
友人
友人の招待する場合はタイミングが重要です。一口に友人とは言ってもどの順番で招待すればよいか悩むことも。
悩んだときは、優先順位を考えてから招待しましょう。
- 遠方で話し合うことが多い友人
- 事情があって多忙な友人
- 長期間、仲の良い友人
など、状況と照らし合わせながら考えると解決しやすいです。
ゲストに参加・不参加の選択肢を残す形で招待しよう!
ゲストに参加・不参加の選択肢を残す形で出席を打診しましょう!
- 事前調査
- 伝える手段
- 相手の立場に立つ
- タイミング
- 招待する順序
以上5つのコツの実践で、ゲストにも無理をさせることのない招待の仕方に近づけます。
ベストな方法は人それぞれ。打診の仕方で困った場合に備えて、相談できる環境を整えておくことも大切です。式場選びの段階で親身になってくれる挙式会場や相談デスクとつながりがあれば、不安要素が軽減される場合も。
また式場を決定していない場合はその点も踏まえて選んでみるのもよいでしょう。