- 事情で結納や食事会ができない…
- 遠方なので、両家顔合わせの場所やタイミングが難しい…
- 結納や食事会がなくても両家の顔合わせがうまくいく方法を教えてほしい!
互いの実家に結婚報告をした後、初めて顔を合わす機会となる両家顔合わせ。相手に不快な想いをさせてしまうと、その後の結婚準備に影響を及ぼし兼ねません。
この記事では、両家顔合わせの成功へのコツと注意点について解説します。記事を最後まで読めば、事情(遠方、家庭の状況など)があっても、満足度の高い両家顔合わせができます。
自分の価値観で判断するのは要注意。自分は納得できても、相手は納得できない場合もあります。
チェックポイント
両家親族、新郎新婦が納得できる形を第一に判断しましょう!互いの家の意見をすり合わせて納得できる形で新郎新婦は早めに調整することが成功へのコツです。
両家親族、新郎新婦が納得できる形を第一とする理由
両家親族、新郎新婦が納得できる形で行うことが第一とする理由は以下の通りです。
- 揉め事が起こる可能性
- 後悔が残る可能性
- 今後のお付き合いに影響を及ぼす可能性
揉め事が起こる可能性
納得できていない事項があると、揉め事へと発展する確率が高まります。とくに以下の項目は意識して話し合い、事前に双方が納得した状態で当日を迎えられるようにしておきましょう!
- 結納の有無、食事会の有無
- 機会を設ける場合は、場所の希望や目的
- 機会を設けない場合は、相手が納得できる理由
- 結納金の有無
- 大事な話題の共通理解(新婦の姓を名乗りたい、入籍・結婚の時期など)
私の場合は、新郎のご両親から顔合わせの申し出がありました。
実家同士の距離が700キロ以上離れており、中々会う機会もないことから結婚前に一度ご挨拶がしたいとのことでした。私のように先に向こうから話がでる場合もありますが、必ずしも出るとは限りません。期間に余裕がない場合は、自分の両親へ結婚報告する際に、顔合わせについて話し合っておくのも1つの方法です。
後悔が残る可能性
顔合わせについて自分の考えがある場合は、なるべく伝えましょう!もし自分の意向通りにならなかったとしても、話しているか否かで気持ちが変わってきます。
最近は新郎新婦が結納や食事会の有無を決める場合が多いです。しかし、新郎側の父親が決める場合もあります。
私たちも新郎のお父さんが最終決定するのが一番よいと判断したカップルの一人。
互いの実家の文化や考え方が大きく違うことが最初からわかっていたので、実家の意見を尊重して行うことにしていました。
しかし、周りの考えを尊重した故に結納に関して私の意見を一切言わなかったことが原因で後悔することになりました。
顔合わせから5年以上経った今でも「こうすればよかった」と思い出すことがあります。
一生に一度のことですので、後悔が残らないように進めることをおすすめします。
今後のお付き合いに影響を及ぼす可能性
結婚関連行事は、人生において思い出に残る行事の一つです。
顔合わせで初めて相手の親族とお会いする方もいらっしゃるでしょう。
ポーランド出身の心理学者ソロモン・エリオット・アッシュさんによって提唱された「初頭効果」という心理学用語もあるように、はじめに与える印象はとても大切といえます。
「初頭効果」とは、一番始めに得た印象によって、相手の人物像への全体的なイメージが大きく左右される効果のことです。
人間は、出会って数秒の間に相手の印象を決定します。最初の印象はインパクトが強く、なかなか上書きできないのです。
心理学用語の「初頭効果」とは?具体例から親近効果との違いまで解説 – スッキリ (gimon-sukkiri.jp)
思わぬアクシデントが起こる場合もありますが、予想できることは事前に話し合って納得した状態にしておきましょう。
もし当日にアクシデントがあっても誠心誠意で対応すれば、相手に伝わるはずです。
調査によると、結納をしない方は約8割
納得できる形の重要性はわかったけど、実際に結納や食事会をしない人ってどのくらいいるの?
結婚式場探しサイト「ハナユメ」さんの調査によると…
以上の結果から 「結納なし」 が全体の約8割を占めています!現代では結納を行う方が少数派であることがわかります。
主流になりつつある「結納なし+顔合わせ」
調査から全体の7割以上を占めている「結納なし+顔合わせ」は、食事会の形で行われることが多いです。
食事会といっても、場所はさまざま。
- 料亭
- レストラン
- ホテル
- きれいめの個室居酒屋
- 新婦(新郎)の実家
- 2人の新居
などが挙げられます。アレルギーや嫌いな食べ物の確認等、状況や重視したい項目に合わせて顔合わせ場所を選びましょう!
7.2%が実施「結納なし+顔合わせなし」
事情があって難しい場合は、相手が納得できる理由を伝えましょう!
自分の子どもが大切に扱わていないと相手が感じてしまう可能性があるからです。
両家の顔合わせが難しい場合の理由として以下が挙げられます。
- 親が反対している
- 遠方で困難
- 両親が高齢や病気で難しい
- 両親の仲が悪いなどの家庭の事情
- 新型コロナウイルスの影響
事情があるのはやむを得ないことです。今は難しくても、結婚式当日に両家が話せる時間をとる。入籍後に行う、時間を空けてタイミングがよいときに行うなどの方法もあります。
両家顔合わせを行う際の注意点
両家の顔合わせを行う際は、以下の点に注意しましょう。
- 急な天候変化(特に遠方の方)
- 開始時間
- 服装
- 手土産の有無
- 予想外の展開
急な天候変化(特に遠方の方)
遠方であればあるほど、急な天候変化の影響を受けやすいです。
飛行機や新幹線など交通機関の遅延や運休する可能性も高くなるからです。
私の場合は実際に台風の上陸が予想されたので、顔合わせを一度延期しました。
「台風シーズン」や「雪が降りやすいシーズン」などは、急な天候変化も起こりやすいのでできる限り避けましょう。
避けることが難しい場合は予約を伴う顔合わせ場所を避けたり、融通が利きやすい場所を選んだりしてリスクを減らしておくのがおすすめです!
開始時間
開始時間も遠方であればあるほど、配慮が必要です。
- 両家顔合わせ場所までの所要時間
- 宿泊の有無
- 土地勘の有無
以上の3つを確認して開始時間を決めておくことをおすすめします。
顔合わせ食事会の場合は、時間帯に決まりはありません。両家の都合に合わせて予定を決めましょう。
私の場合は、最初から1泊2日で予定を組んでいました。
義両親にとっては片道4時間ほどの距離で日帰りは身体の負担が大きく、顔合わせ場所の県に来るのが初めてでした。私の実家へ挨拶に来る前に、名物のお店で一緒にランチをしたり、観光をしたりしてから向かいました。
服装
両家の服装に差がうまれないように、新郎新婦が事前に確認して伝えておきましょう。
服装を確認せずに向かったら、自分と服装がちがっていて気まずい想いをした…
という話を経験者の方から聞きました。
- ラフな格好
- カジュアルな服装
- 普段着
以上の言葉は日常で着用できる服装のイメージですが、やや抽象的で伝わりにくいです。
例えばカジュアルスーツを着る。あるいはシャツの上にジャケットを羽織るなど、具体的に相手が何を着る予定なのか伝えておくと服装の差をより縮められます。
私たちの場合は、新郎側ご両親との話し合いが不足していました。
一般的なスーツと小奇麗な服装の両方を持参していました。10月だったこともあり、お会いした時には服装に悩んだ様子も伺えました。750キロ以上離れたところから新幹線と電車を乗り継いでこられたのに余計な荷物を増やしてしまい申し訳ない気持ちになりました。
食事会で婚約指輪を披露するのはあり?
「婚約記念のセレモニー」としてお披露目することがあります。顔合わせ食事会の場合は結納のような決まりはありません。食事会のプログラムの1つとして、きちんとお披露目する場を設けるのも選択肢の1つです。
婚約指輪の選び方でお悩みがある方は以下の記事を参考にしてください。
≫【経験談付】遠距離カップルの婚約指輪・結婚指輪の選び方【結婚後を意識して考える】
手土産の有無
事前に手土産についての考えを自身の親に確認しておきましょう!
- 手土産の有無
- どんなものにするのか
- どのくらいの金額か
以上の3つは確認しておくことをおすすめします。
私の友人は食事会に出席した祖母と両親が別々に手土産を用意していたため、手土産が2つになり焦ったことがありました。予め話し合っておけばよかったと後悔していました。
手土産を用意する場合は、両家に差がでないように大きさや金額が同じくらいのものを準備しておくと安心です。
予想外の展開
話の流れから予想外の展開が起こることもあります。焦らずに対応していきましょう。
私の場合も、予想外の展開が起きました。
元々は顔合わせのみで食事会はなしの予定でした。しかし顔合わせ後に新郎の父から「ぜひ夕食を一緒に」という申し出があり、急遽新婦の家族も交えて外でご飯を食べることになりました。
3連休の中日で中々空いているお店がありませんでしたが、なんとか対応することができました。
完璧に対応しようと思いすぎずに、とにかく落ち着いて行動することが1番です。
急に夕食を食べることになって、気をつけたことは?
マナーと話題はとくに注意しました。
新郎の実家へご挨拶に行く前、最低限のマナーと話題を書籍やネットで勉強していたので役に立ちました。しかし突然のことだったので、無意識のうちに失礼があったかもしれません。
フジテレビ『エチカの鏡』で「伝説のマナー講師」として紹介されていた平林都先生のレッスンを受けている動画を視聴していると、とても勉強になります。
もし食事会前に先生が出演されている動画を見ていたら、対応の仕方がまた変わっていたのではと思うレベル。
中でもチャンネル登録者数154万人を誇るエミリンさんの食事会動画は「コーヒーの飲み方」まで学べます。初心者の方が楽しくマナーを学べると感じました。
両家親族、新郎新婦の意見をすり合わせて納得できる形へ!
自分の価値観で判断せず、親族と新郎新婦の意見をすり合わせて結納や食事会を行うかどうかを決定しましょう。
- 結納の有無、食事会の有無
- 機会を設ける場合は、場所の希望や目的
- 機会を設けない場合は、相手が納得できる理由
- 結納金の有無
- 大事な話題の共通理解(新婦の姓を名乗りたい、入籍・結婚の時期など)
以上の5つはとくに事前に話し合っておくことをおすすめします!
双方と連絡を取り合いながら、話をまとめていくのは簡単なことではありません。しかし、その努力が今後の結婚準備や生活へと繋がっていきます。
早めに行動することで、余裕をもって準備もできます。
全員が納得して結婚準備を進めていけるように、積極的な話し合いを行っていきましょう!